【ROMAN】武道の原点、そして「着衣最強」の証明へ。7.12『ROMAN 5』全カード決定がもたらす格闘界への衝撃


格闘技が細分化され、競技として美しく洗練されていく現代。その潮流に真っ向から挑戦状を叩きつけ、過激なまでの「リアル」と「ロマン」を追求する新興格闘技プロモーション『ROMAN』。

その第5回大会となる『ROMAN 5 - Dawn of the New Combat Era -』が、2026年7月12日(日)、東京・大田区産業プラザPiOにて開催される。

今回発表された第三弾対戦カードによって、全13カードが出揃った。

今大会の目玉である「世界初のプロ道着MMAフェザー級初代王者決定トーナメント」に加え、頭突き・金的ありの「R.O.M.A. RULES(バーリトゥード)」、そして外掛けやヒールフックを解禁した「ROMAN JIUJITSU(オリジナル柔術)」と、格闘技の既成概念を揺るがす戦いがワンナイトで繰り広げられる。

本稿では、新たに追加された注目カードの深掘りを交え、全対戦カードの見どころを余すことなく紹介する。

■ 禁忌を解禁した野生の証明:ウー・ドンシン vs ダニエル・シウバ


現代のMMA(総合格闘技)がアスリート化する一方で、ROMANが提示する「R.O.M.A. RULES」は、かつて格闘界を震撼させた“バーリトゥード(何でもあり)”の先祖返りだ。

頭突き、金的攻撃、ケージを掴んでの攻防。ルールによる保護を剥ぎ取られた時、人間はどのような戦いを見せるのか。前回のROMAN4で観客を熱狂させた「石川英司 vs ヨースキ・ストー」の泥臭く、しかし胸を打つ泥仕合が証明したように、ここには「格闘技の原点」がある。

そこに今回、国際戦という最高にスリリングなスパイスが加わった。

台湾から参戦するウー・ドンシンは、“散打(サンダ)王”の異名を持つ剛腕のストライカー。東洋の伝統武術でありながら極めて高い実戦性を誇る「散打」に加え、ムエタイ、レスリングを修めたバックボーンは、野生のバーリトゥードルールにおいて計り知れない爆発力を秘めている。散打特有の「蹴りからのタックル」や、独特な距離感から放たれる“大砲”のような右拳が、ケージの中で炸裂するか。

これを迎え撃つのが、ブラジル出身のダニエル・シウバ。柔術とキックボクシングに加え、なんと「金的攻撃ありの空手トーナメント」を連覇した実績を持つ、まさにこのルールのために生まれてきたような“バーリトゥード空手家”だ。

シウバにとって、前回の道着MMA(ROMAN COMBAT)よりも制約が解き放たれたこの30分間無制限に近い戦いこそが真骨頂。散打の剛腕 vs 空手家の胆力。ルール無用の荒野で生き残るのはどちらだ。

■ 帯色とキャリアの壁を越える格闘ロマン:北田俊亮 vs 安齋アーロン

ROMANが誇るオリジナル柔術ルール「ROMAN JIUJITSU」は、外掛けやヒールフック、さらにはスラミング(叩きつけ)をも認める極めて実戦的な寝技の極致。ここで、世代と実績が激しく交錯するロマンあふれる一戦が決定した。

ベテランの雄、北田俊亮は、かつてDEEPやPANCRASEのリングで数々の強豪と死闘を繰り広げてきたMMAの猛者。グラップリング技術、特に寝技での極め力は折り紙付きで、かつてあのクレベル・コイケから一本を奪ったという伝説的な実績を持つ。近年は柔術家としても精力的に活動しており、その実力は誰もが認めるところだ。

対するは、16歳の若き超新星・安齋アーロン

ブラジリアン柔術(BJJ)の競技シーンにおいて、アーロンの帯色は「青帯」である。黒帯の実績を持つ北田との対戦は、一見すると無謀なマッチメイクに映るかもしれない。しかし、この一戦を迷わず受託した北田の「侠気」の裏には、アーロンが秘める“ホンモノ”の危険性がある。

アーロンの実力は、すでに国内の並み居る黒帯たちの平均値を凌駕していると噂される。世界選手権での敗退こそ経験したものの、16歳での初海外遠征という精神的負荷を考慮すれば、そのポテンシャルは底が知れない。

「ROMAN柔術」という、従来のBJJよりも自由度が高く、牙を剥いたルールにおいて、若き才能が歴戦の牙城を崩すのか。それとも北田がプロの厳しさを叩き込むのか。格闘技の歴史が動く瞬間を目撃することになるだろう。

■ ベテランの総合力 vs 新星フットロッカー:濱岸正幸 vs ダシルバ英樹

「ROMAN JIUJITSU」でもう一つ決定したのが、85kg以下契約で行われる新旧実力派対決だ。

濱岸正幸は、柔道をバックボーンに持ち、総合格闘技『ZST』のウェルター級王者として頂点に立った男。その後もPROGRESSのフォークスタイルグラップリングやブラジリアン柔術など、組技のあらゆる局面にアジャストしてきたグラップリングマスターだ。その盤石のベースと圧力は、いかなるルールでも崩れない。

対するダシルバ英樹(ヒデキ)は、足関節、特に強力なフットロック(足首固め)で寝技愛好家たちの間にその名を轟かせる新鋭グラップラーだ。トップファイターたちが集う出稽古先でも「ヒデキの極めはヤバい」と囁かれるほどの極め力を持つ。

濱岸が柔道仕込みのテイクダウンとトップコントロールで若き才能を潰しにかかるのか。それとも制限の少ないROMAN柔術ルールを味方につけたヒデキが、一瞬の隙を突いて濱岸の足を破壊するのか。知的な戦略と一撃必殺の極めが交錯するスリリングなファイトから目が離せない。

■ 世界初、そして「着衣最強」を決める熱きワンナイト

今大会のバックボーンを支えるのは、やはり「ROMAN COMBAT(道着MMA)」だ。 打撃・投げ・寝技すべてが認められ、さらに「道着」を掴んだ絞めやコントロールが許されるこの過酷な競技において、ついに「フェザー級初代王者決定トーナメント」が開幕する。

トーナメント一回戦には、エリック・メネギン、勝呂駿、清水俊一、橋本圭右、竹本啓哉、寺本雄輝、谷井翔太、松本大輔といった、柔術・MMA・空道など異なるバックボーンを持つ精鋭8名が集結。誰が勝ち上がってもおかしくない群雄割拠のトーナメントだ。

さらにメインイベント(第13試合)では、ボンサイ柔術の至宝マルコス・ヨシオ・ソウザと、実力派・大場慎之介による無差別級のド迫力道着MMAが組まれており、格闘技の持つ原始的な興奮と、道着というギミックがもたらす緻密な技術論が融合した、最高濃度の空間が約束されている。



■ 『ROMAN 5』全対戦カード

第13試合:ROMAN COMBAT / 無差別級 / 15分マルコス・ヨシオ・ソウザ(ボンサイ柔術) vs 大場慎之介(パラエストラ東京)

第12試合:ROMAN COMBAT / ライト級 / 15分ソ・ジェヒョン(somissions Jiu-Jitsu) vs トミー矢野(フリー)

第11試合:R.O.M.A. Rules / 無差別級 / 30分ウー・ドンシン(沅帥拳擊館/白虎訓練團隊) vs ダニエル・シウバ(Ogro Team)

第10試合:ROMAN COMBAT / バンタム級 / 15分渡部修斗(FIGHT LYNX) vs 杉本寛樹(H.S柔術アカデミー)

第9試合:ROMAN COMBAT / フェザー級 / 15分エリック・メネギン(IGLOO) vs 勝呂駿(PARAESTRA TOKYO-BAY)※道着MMAフェザー級初代王者決定トーナメント1回戦

第8試合:ROMAN COMBAT / フェザー級 / 15分清水俊一(宇留野道場) vs 橋本圭右(フィジカルスペース柔術アカデミー)※道着MMAフェザー級初代王者決定トーナメント1回戦

第7試合:ROMAN COMBAT / フェザー級 / 15分竹本啓哉(ALIVE) vs 寺本雄輝(パラエストラ西東京/SAROSGYM)※道着MMAフェザー級初代王者決定トーナメント1回戦

第6試合:ROMAN COMBAT / フェザー級 / 15分谷井翔太(大道塾/ロデオスタイル) vs 松本大輔(X-TREME EBINA)※道着MMAフェザー級初代王者決定トーナメント1回戦

第5試合:ROMAN JIUJITSU / 85kg / 7分濱岸正幸(CARPEDIEM SETAGAYA) vs ダシルバ英樹(パラエストラ吉祥寺)

第4試合:ROMAN JIUJITSU / ライト級 / 7分北田俊亮(TRIBE TOKYO MMA North) vs 安齋アーロン(X-TREME EBINA)

第3試合:ROMAN COMBAT / 無差別級 / 10分マルロン・ゴドイ(ボンサイ柔術) vs 佐竹アレックス(トライデントジム)

第2試合:ROMAN COMBAT / ミドル級 / 10分西村刀(IMPACT) vs ムリーロ・タケシ・ソウザ(ボンサイ柔術)

第1試合:ROMAN COMBAT / バンタム級 / 15分市川剛希(MAX GYM) vs ハッキネン・シウバ(JAWS ACADEMY)

■ 大会概要
大会名: ROMAN 5 - Dawn of the New Combat Era -
日程: 2026年7月12日(日) 開場 12:30 / 開始 13:00
会場: 大田区産業プラザPiO(東京都大田区南蒲田1-20-20)
チケット料金:
VIP席(柵内1列目):25,000円
SRS席(柵内2列目):15,000円
RS席(柵外自由席):8,000円
※当日券は各席1,000円アップ
チケット販売:
イープラス: https://eplus.jp/roman5/
TIGET: https://more.tiget.net/events/10291
主催
: ROMAN株式会社 / ROMAN実行委員会
公式URL: https://ro-man.site/event/five

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