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【GroundImpact】GroundImpact 2021 EAST NO-GI部門レポート|アダルトエキスパート

11月6日(土)神奈川県横浜市・横浜武道館柔道場で開催された主催:IF-PROJECT・協力:日本ブラジリアン柔術連盟『GroundImpact 2021 EAST』。

今大会は、道着部門だけでなくNO-GI部門が同時開催された。
2022年開催予定のプロ大会ではNO-GIの試合も企画されているようなので誰が出場するのかこの大会での活躍も加味されるはずだ。
昨年10月のIBJJFルールの改定で、アダルト茶帯・黒帯のNO-GIでヒールフックとニー・リーピングが解禁したことでJBJJFのNO-GIカテゴリーにはMMAファイターが多数参戦している。今大会も普段は柔術大会に参加しない選手も見受けられた。
まずは好勝負が多発したエキスパートカテゴリーの試合を紹介する。


アダルトエキスパート級を制したのは吉竹哲也 (ねわざワールド小江戸)。
吉竹の初戦は”名古屋の新鋭”の近藤卓弥(バルボーザ柔術ジャパン)と接戦を制し、アドバンテージ1差で勝利。
決勝は、得意のレスリング力を駆使したトップゲームで伊藤彰男(RTT)にポイント25−0で勝利し優勝を果たした。

アダルトエキスパート級決勝戦
吉竹哲也 (ねわざワールド小江戸)vs伊藤彰男(RTT)
試合動画はこちら


アダルトエキスパートフェザー級は、村田卓実(今成柔術)vs杉内勇(ポゴナ・クラブジム)のベテラン2人よるワンマッチ決勝となった。
村田が、2度のテイクダウン、杉内のパスガードの攻防の一瞬の隙を突いたスイープでポイントを加算し、ポイント6−0で勝利。
杉内のボトムからの猛追をうまくいなしてベテラン対決を制し優勝を果たした。

アダルトエキスパートフェザー級決勝戦
村田卓実(今成柔術)vs杉内勇(ポゴナ・クラブジム)試合動画はこちら


アダルトエキスパートで一番のエントリー数5名となったライト級。
大量ポイント、一本勝ちで3試合を勝ち抜き、この日NO-GI部門で一番の活躍を見せた鈴木真(CARPE DIEM)が制した。

鈴木は、初戦の上原平(リバーサルジム横浜グランドスラム)をポジションでコントロールし続け、バックチョークを狙う展開でポイント20−0で勝利。準決勝は、細野翔太(トライフォース柔術アカデミー)を44秒でバックチョーク葬。決勝へコマを進めた。

反対ブロックは、DEEPを主戦場とするMMAファイターの宮川博孝(トライフォース柔術アカデミー)八木隆志(今成柔術)をトップでキープし続け、アドバンテージ2−0で勝利。MMAファイターらしい体の強さを見せつけた。

決勝戦は、鈴木vs宮川。
序盤にテイクダウン、マウントポジションと6ポイントを重ねる鈴木。すぐにアームトライアングルチョークに持ち込むが、宮川が耐えて上下を入れ替える。
鈴木がシットアップスイープ→アームトライアングルから流れるようにバックチョークに移行し、宮川が耐らずタップ。2:03で1本勝ちとなった。

アダルトエキスパートライト級決勝戦
鈴木真(CARPE DIEM)vs宮川博孝(トライフォース柔術アカデミー)試合動画はこちら


アダルトエキスパートミドル級は高本裕和(高本道場)vs神谷和紀(リバーサルジム横浜グランドスラム)のワンマッチ決勝となった。

連盟やカテゴリーの枠を越えて優勝を重ねるベテランの高本が今大会もエントリー。
高本がディープハーフからスイープ、ヒップスロー、パスガード、マウントとポイントを重ね。
最後は、ハーフガードから体を反転させてカーフスライサーを極めて、3:07で勝利。また今年も金メダルをゲットした。

アダルトエキスパートミドル級決勝戦
高本裕和(高本道場)vs神谷和紀(リバーサルジム横浜グランドスラム)試合動画はこちら

Photo by 八木沼志保/Shiho Yaginuma
Text by 新明佑介/Yusuke Shinmyo

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