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【橋本知之杯】関西勢の活躍ぶりで初回大会は大成功に終わる

2/23(祝)、千葉・行徳のUNITED GYM CHIBAにてJHOOD主催「橋本知之杯」が開催された。

この大会は日本が誇るワールドクラスの軽量級柔術家の橋本知之の名を冠して開催され、若手選手の育成と発掘を主目的としている。

そのために今大会で行われたカテゴリーは青帯と紫帯のルースター〜フェザーの6カテゴリーのみに絞られていた。

ルールも独自に設定されており、基本的にはIBJJFルールだがアドバンテージはなく、また両者引き込みから立ち上がった側に1ポイントが与えられる変則的なものになっている。

そして橋本知之自らが選出するMVPには大会主催者でもあるJHOODのスポンサー権が得られるとのことで、日本全国から多数のエントリーが相次いだ。

その中でも特に目立っていたのは関西勢の奮闘で、今大会で行われた全6カテゴリーのうち、4カテゴリーで関西からの出場者が優勝するという活躍ぶりだった。

また大会MVPも関西勢の中から青帯ルースターで優勝した山本壮馬が選出され、JHOODのスポンサー権を獲得している。

関西勢以外では大鋳(ダイジュ)・武司(タケジ)・源太の横山3兄弟の末っ子の源太が青帯ライトフェザーで優勝し、紫フェザーでは海外大会でも数多くの戦績を残すトミー・ヤノが優勝を果たした。

今大会には若くてイキのいい選手たちの溌剌とした試合ぶりが多数見られたので、その模様はぜひ大会アーカイブでチェックしてみて欲しい。

【青帯】

ルースター決勝戦
山本壮馬(パラエストラ和泉)
vs
氏原魁星(ボンサイ柔術)
優勝本命と目されていた氏原のガードからの攻めを完封した山本が4−1で勝利して優勝。氏原は1回戦&準決勝を一本勝ちして勝ち上がったが、極めにこだわりすぎてしまったか。


ライトフェザー決勝戦
横山源太(スウェルズ柔術ジム)
vs
長谷川奨(リバーサルジム新宿Me,We)
関東勢同士の決勝戦は7−2で横山が勝利。両者Wガードの攻防からトップを取った横山、途中で鼻血を出すアクシデントがありながらも着実にポイントを重ねていった。


フェザー決勝戦
荒井竜哉(パラエストラ和泉)
vs
堺敦嗣(WEED柔術)
大阪vs四国の対戦となったこの階級は両者ともスイープを決め合う展開の中、荒井が8ー4で勝利した。優勝した荒井はMVP獲得の山本のチームメイトで互いに切磋琢磨した仲とのことだ。

 

【紫帯】

ルースター決勝戦
大黒喬士(トライフォース大阪)
vs
平田正孝(トライデントジム)
当日欠場ありで3人のトーナメントで47歳のベテラン・平田と大黒の決勝戦は0:37で腕十字を極めた大黒が一本勝ちで優勝。平田は若手に混じっての参戦でその意気込みが素晴らしい。


ライトフェザー決勝戦
楢山吉隆(トライフォース大阪)
vs
佐藤健士(和術慧舟会大手町道場)
この階級も定員割れの4人トーナメントで決勝戦は4−2で楢山が優勝を果たす。楢山は関西の雄としてその実力者ぶりがよく知られており関東での大会出場も見てみたい選手だ。


フェザー決勝戦
トミー・ヤノ(IGLOO)
vs
岡泉海(パラエストラ古河)
下馬評通りの顔合わせとなったこの対戦はハイレベルなテクニックが交錯する好勝負も海外大会でも結果を残すトミーが危なげなく勝ち切った。敗れた岡泉も実力者なのは間違いない。


大会MVPに選出されたのは青帯ルースター優勝の山本壮馬(パラエストラ和泉)。若干二十歳の新鋭でまだまだ伸びしろしかない今後の期待の選手だ。

Photo and text by 橋本欽也/Kinya Hashimoto

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