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【JBJJF】『第23回全日本ブラジリアン柔術選手権』ジュブナイル青帯レポート

このJBJJF全日本で個人的に最も注目していたのがジュブナイル青帯のカテゴリーだった。

ジュブナイル青帯は16歳と17歳の選手のみがエントリーできる年齢カテゴリーで、ムンジアルでは16歳をジュブナイル1、17歳をジュブナイル2として1年ごとに区切っているが、ムンジアル以外では区切らずにジュブナイル青帯として行われている。

国内の全日本でもジュブナイル青帯として16&17歳を合同で行っており、いまこのジュブナイル青帯のカテゴリーには数多くの新鋭青帯が揃っているのだ。

このジュブナイル青帯のライトとオープンクラスで優勝しWゴールドを獲得した伊集リュオンはまだ高校生でありながら、プロ修斗でMMAデビューも果たしているプロ格闘家でもある。

伊集は昨年のJBJJF全日本でもジュブナイル青帯でWゴールドを獲得しており、2年連続のJBJJF全日本・ジュブナイル青帯Wゴールドという快挙を成し遂げた。

来年からはアダルトカテゴリーでオトナたちに混じって試合をしていくことになるが、2年連続のジュブナイル青帯Wゴールドという実績は大きな自信となるに違いない。


ライトフェザー決勝戦
大野智輝(CARPE DIEM HIROO)
vs
根井博登(パラエストラ)
すでにJBJJF以外の大会ではアダルト青帯で出場し、いまだ無敗を誇る大野とSJJIFワールドで入賞しているワールドクラスの根井の対戦は4:07 腕十字で大野がワンマッチ決勝戦を制した。


フェザー決勝戦
高橋逸樹(CARPE DIEM)
vs
川頭昊士(CARPE DIEM)
CARPE DIEM同士の決勝戦となったこの階級だが、同チームとはいえガチ勝負。高橋は三田で川頭は青山の所属で、試合はスイープを決めた高橋が2-0で勝利して優勝を決めている。


ライト決勝戦
伊集龍皇(パラエストラ)
vs
永尾澪(CARPE DIEM HIROO)
柔術だけでなくプロ修斗でも活躍する伊集は昨年もジュブナイル青帯でWゴールドを達成しており、今年も連覇を狙うが、この決勝戦では永尾のガードに苦戦もレフェリー判定でなんとか勝利。


ウルトラヘビー決勝戦
馬場匠(ヒロブラジリアン柔術アカデミー横浜)
vs
ムリーロ・ロボ(INFIGHT JAPAN)
ワンマッチ決勝戦の馬場はヒロブラジリアン代表の馬場弘樹の長男で、ムリーロは女子柔術家のレベッカ・ロボの弟。試合は馬場がテクニシャンぶりを披露し、9-2の大差のポイント勝ち。


オープンクラス準決勝
伊集龍皇(パラエストラ)
vs
高橋逸樹(CARPE DIEM)
フェザー優勝の高橋とライト優勝の伊集のチャンピオン対決は持ち前の極めの強さを発揮した伊集が0:45 腕十字を極めて秒殺一本勝ちで決勝戦進出。


オープンクラス準決勝
川頭昊士(CARPE DIEM)
vs
大野智輝(CARPE DIEM HIROO)
フェザー決勝に続き、またも同門対決の川頭は広尾所属の大野と対戦し、激しい削り合いを展開し、ポイント2-2、アドバンテージ3-3、ペナルティ1-2で川頭が辛勝。大野は青帯昇格後初黒星。


オープンクラス決勝戦
伊集龍皇(パラエストラ)
vs
川頭昊士(CARPE DIEM)
準決勝を一本勝ちした伊集の勢いは止まらず、続く決勝戦でも1:16 腕十字で一本勝ちし、ライト&オープンクラスでWゴールド。MMAでも活躍するだけにフィジカルの強靭さが目立っていた。


伊集龍皇(パラエストラ)
2021年&2022年の2年連続でジュブナイル青帯Wゴールド獲得の快挙を達成した伊集は若干17歳で格闘技歴10年以上という若きベテラン。師匠のドクトル大内の秘蔵っ子でパラエストラ小岩の生え抜きだ。

Photo and text by 橋本欽也/Kinya Hashimoto

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