NEWS ALL

【JBJJF】『第17回全日本マスター柔術選手権』試合レポート①【男子黒帯マスター1-2】

日本で最大規模を誇る大会はこのJBJJF主催の全日本マスターで間違いない。

大会は平日の金曜日を含む3日間で行われ、参加者数は1000人を余裕で超えるほどの盛況ぶりだった。

ブラジリアン柔術はある程度の年齢がいっていても始められるのが大きな魅力の一つであり、それがこのアラフォー柔術家の充実ということに繋がっているのは想像に難くないところだ。

マスター1とマスター2の黒帯では、まだアダルトでも試合に出ている選手たちもエントリーしていたが、その中で注目だったのは“シュシャ”ことホブソン・タンノだ。

シュシャは昨年末にCARPE DIEMに移籍し、現在は深川にある支部でメインインストラクターとして指導している。

そのシュシャがコロナ禍以降、初めて試合復帰したのが今大会だったが、普段はライト級のシュシャだが、今大会では1階級上げてミドル級に出場も、難なく優勝し、復帰戦を金メダルで飾っている。
またフェザー級には昨年末のパンクラスカップ、今大会の1週間前の修斗杯とアダルト黒帯で連勝中の八巻祐も出場し、ワンマッチ決勝戦を勝利して連続優勝記録を更新した。

そしてマスター2黒帯には加古拓渡とトーマス・ミッツも参戦し、それぞれ優勝を果たしている。

こういったアダルトでも活躍できる選手たちも自身の年齢カテゴリーで試合をするのが、この全日本マスターなのだ。



マスター1黒帯ルースター決勝戦
渡辺翔平 (ポゴナ・クラブジム)
vs
江崎壽 (ALMA FIGHT GYM BASE)
全日本マスター初参戦の渡辺が北海道から遠征してきた江崎をパスし、7-2で制して優勝。


マスター1黒帯ライトフェザー決勝戦
山田秀之 (トライフォース)
vs
鍵山士門(Quip)
かつての練習仲間が互いに勝ち上がって雌雄を決したこの階級はスイープを決めた鍵山が2-0で山田を振り切って勝利。


マスター1黒帯フェザー決勝戦
八巻祐 (X-TREME EBINA)
vs
ルーカス・タヒラ(EVOX BJJ)
ヒザの手術から復帰した八巻は絶好調。パンクラスカップ、修斗杯、そして今大会と3大会連続で優勝しまくり。


マスター1黒帯ミドル決勝戦
ホブソン・タンノ (CARPE DIEM)
vs
後藤拓磨(Flow Jiu-Jitsu)
コロナ禍以降、久々の試合となるシュシャはCARPE DIEM移籍後初試合で因縁の後藤と対戦し4-2で勝利してvs後藤戦全勝中。


マスター1黒帯オープンクラス決勝戦
卯都木豪(CAVE)
vs
ジュン・ヒーソン(トライフォース)
今大会は韓国からの参戦が多く、本国では名の知れている強豪たちが日本で活躍。ジュンが2-0で勝利しマスター1黒帯無差別制覇。


マスター2黒帯ルースター決勝戦
高橋弘毅 (CARPE DIEM SENDAI)
vs
木下俊 (Taisho Jiu-Jitsu Academy)
東北から積極的に関東の試合に参戦している高橋だったが、名古屋から参戦の木の下に0-0/0-2で敗れ戴冠ならず。


マスター2黒帯ライトフェザー決勝戦
高橋俊彦 (パラエストラ)
vs
五味良太(X-TREME EBINA)
昨年度のランキング1位の“TT”こと高橋だが今大会ではまさかの敗戦。五味に次々とポジションを許してしまい0-9で完敗。


マスター2黒帯フェザー決勝戦
加古拓渡(グラップリングシュートボクサーズ)
vs
吉竹哲也 (ねわざワールド)
まだアダルトでも試合をしている加古だが、最近はマスターカテゴリーでの試合が多い。この試合は6-0で勝利。


マスター2黒帯ライト決勝戦
瀬谷俊彦(トラスト柔術アカデミー)
vs
ヴァンダレイ・タカサキ(BJJ CORE JAPAN)
ヨーロピアンで準優勝した“パンテーラ”ことヴァンダレイが凱旋試合。スイープを決めて2-0の勝利は手堅い。


マスター2黒帯ミドル決勝戦
高橋大記 (草柔会岩手)
vs
鈴木章王 (リバーサルジム新宿Me,We)
重厚な展開となったこの試合は2-0で高橋が勝利して優勝、金メダルを岩手に持ち帰った。


マスター2黒帯ヘビー決勝戦
トーマス・ミッツ(CARPE DIEM JIYUGAOKA)
vs
桑野秀紀 (高槻柔術)
まだアダルトで充分に戦える実力の持ち主のトーマスは1:23 三角絞めを極め、あっさりとタップを奪った。


■大会名
第17回全日本マスター柔術選手権|17th All Japan Master JIU-JITSU Championship
■大会スケジュール
2023年2月24日(金曜/Fri.)(オープンクラス/全帯)
2023年2月25日(土曜/Sat.)(階級別/白・青帯)
2023年2月26日(日曜/Sun.)(階級別/紫・茶・黒帯)
■会場
横浜武道館 メインアリーナ
〒231-0028 神奈川県横浜市中区翁町2丁目9番地10
大会要項

公式結果/RESULT
PODIUM PHOTO

PHOTO LIBRARY
※NAVI PLUSのコンテンツです。
Movie archive
※有料のJBJJFチャンネルメンバーシップのコンテンツです。

Photo and text 橋本欽也/Kinya Hashimoto

NAVI PLUS ログイン

マイページ

会員登録する
パスワードをお忘れの場合はこちら

カテゴリー