【JBJJF】『GroundImpact 2022』主な試合のレポート

前回のレポートで紹介した通りに今大会の2週間前にはデラヒーバカップが開催されていた。

そしてこの大会ではデラヒーバカップに続き連続参戦していた選手も少なくなかった。

それはデラヒーバカップの最終日の翌日が今大会の参加申し込みの最終締め切り日であったために、デラヒーバカップで惜しくも敗れた選手がその雪辱を晴らすために再び参戦してきたのは想像に難くない。

実際にマスター黒帯カテゴリーではデラヒーバカップで敗戦していた青山と堀川のCARPE DIEMコンビと、加古拓渡がリベンジを期してGIに連続参戦し、３人とも見事に優勝を果たしている。

またデラヒーバカップで優勝していた澤田が今大会も制し、２大会連続優勝した他、デラヒーバカップではアダルト青帯ライトフェザーで優勝していた青木雄哉が今大会ではルースターに階級を落として参戦。

このルースターの４人トーナメントの２試合を危なげなく勝利して優勝、大会を跨いでの２階級制覇で青帯軽量級のトップ選手であることを大いにアピールした。

次回のJBJJF主催の首都圏大会は11/27＆12/10の２大会に渡って開催の関東選手権だ。

11/27は横浜武道館で茶帯・黒帯、そして白帯の開催で、12/10は墨田区総合体育館で青帯と紫帯の試合が行われることとなっている。
その後には12/25にも横浜武道館での大会開催が予定されているが、まだその詳細は発表されていないが、これは2022年度の最終戦となるだろう。

マスター2黒帯フェザー決勝戦
×石関新太郎(パラエストラTB)
vs
○加古拓渡(GSB)
３人巴戦で１回戦は不戦勝で決勝戦のみの試合となった加古が、1:37 フットロックを極め一本勝ちで優勝。

今大会を優勝した加古は11/6には愛知でASJJFアジアンオープン、11/13はASJJF主催のプロ柔術「ART.3」に２週連続で試合出場。ARTでは新鋭の井手史竜(CARPE DIEM)との対戦に挑む。

アダルト茶帯ライトフェザー決勝戦
×平井見治(ベラトレオ)
vs
○岡泉海(パラエストラ古河)
成長著しい若手茶帯の岡泉がバックを奪い絞めを極めかけるなどして大量得点を獲得し2-12で優勝を決めた。

アダルト紫帯ライトフェザー決勝戦
×渋澤諒真(PATO STUDIO)
vs
○木村謙太(トライフォース)
今大会屈指の好カードだった渋澤と木村の軽量級の実力者対決は木村が3:33 腕十字を極めて一本決着となった。

アダルト紫帯ライト決勝戦
×糸洲実(リバーサルジム新宿Me,We)
vs
○河合巧太郎(シュラプネル柔術アカデミー)
この階級はワンマッチ決勝戦で河合が糸洲に対し絞めを極めて、3:05 一本勝ちで優勝を果たす。

アダルト青帯ルースター決勝戦
〇青木雄哉 (ALMA FIGHT GYM LIFE)
vs
×加藤慶太 (BJJ Studio Splicing)
デラヒーバカップではライトフェザーで優勝の青木が今大会はルースターに階級を落とすも盤石さは変わらずで２大会連続優勝。

マスター2黒帯ライトフェザー決勝戦
○高橋俊彦(パラエストラ吉祥寺)
vs
×佐々木洋一 (CARPE DIEM MITA)
JBJJFのランキングでマスター部門で暫定１位となっている“TT”こと高橋が今大会でも優勝し、ランキング首位を独走中。

マスター3黒帯フェザー決勝戦
○平村太志(IGLOO)
vs
×井草彰人(OVER LIMIT千葉 さくら柔術)
黒帯昇格後２戦目で優勝を決めた平村はミューズ柔術アカデミーからIGLOOに移籍もミューズの土曜クラスの指導を継続中。

マスター4黒帯ルースター決勝戦
○澤田真琴(DRAGON'S DEN)
vs
×吉田普諭 (GRABAKA)
ワールドマスター優勝後もアクティブに対秋参戦を続ける澤田は決勝戦で2:52 三角絞めを極めデラヒーバカップに続いての金メダル。

マスター4黒帯ライトフェザー決勝戦
○堀川雅弘(CARPE DIEM)
vs
×谷脇康人(パラエストラ大阪)
デラヒーバカップでは苦杯を舐めた堀川がリベンジ参戦で、ワンマッチ決勝戦でパスガードを決めて勝利でリベンジ優勝。

マスター4黒帯フェザー決勝戦
○青山清利(CARPE DIEM)
vs
×山守正明(まーさん＠描く闘技道場)
青山は黒帯デビュー戦だったデラ杯で惜敗し、その悔しさから今大会にエントリーし、１回戦を反則勝ち、決勝戦は2-0で黒帯初優勝。