デラヒーバカップの初日に同時開催されたのが横浜オープンだ。
JBJJFは稀に平日の金曜日にも大会を開催しており、過去には綾瀬の東京武道館や錦糸町の墨田区総合体育館で開催しているが、今回は横浜武道館でも開催された。
デラヒーバカップの初日はグラップリングが行われたが、この横浜オープンはギのみの大会で、そのグラップリングの試合後に行われている。
試合が成立したカテゴリーはそう多くなく、アダルトは紫帯のみ2階級が行われたのみとなったが、マスターは茶帯と黒帯で多くのカテゴリーでトーナメントが成立。
マスター黒帯ではパトスタジオ代表の中村大輔が全日本マスター以来の試合出場し注目を集めていた。
またマスター茶帯はJBJJF主催大会にはいつもエントリーしている常連メンバーが顔を揃え、熾烈なランキング争いを行っていた。
そして今大会の2週間後の10/16(日)には東京・錦糸町の墨田区総合体育館で「GroundImpact 2022」を主催するJBJJF。
そこでも好勝負が見られるのは間違いないだろう。
アダルト紫帯ライトフェザー決勝戦
渋澤諒真 (PATO STUDIO)
vs
高柳佳巳 (CAVE)
いまや紫帯のトップ選手となった渋澤が2試合を勝ち抜いて優勝。渋澤はデラヒーバカップでも優勝している。
マスター3黒帯フェザー決勝戦
中村大輔 (PATO STUDIO)
vs
堀江航 (CARPE DIEM)
全日本マスター以来の試合出場の中村が1回戦は絞めを極めて一本勝ち、決勝戦はバックを奪い4-0で勝利して優勝を決めた。
マスター4黒帯フェザー1回戦
青山清利 (CARPE DIEM)
vs
田中昭弘 (トライフォース柔術アカデミー)
今大会で黒帯デビューを果たした青山はスイープで2ポイントを獲得し危なげなく勝利した。
マスター4黒帯フェザー決勝戦
中嶋康晴 (ギムナシオン札幌)
vs
青山清利 (CARPE DIEM)
3人巴戦の決勝戦は引き込んでデラヒーバをセットアップした青山に対しカウンターでフットロックを極めた中嶋が一本勝ちで優勝。
マスター4黒帯オープンクラス決勝戦
小幡太郎 (DRAGON'S DEN)
vs
中嶋康晴 (ギムナシオン札幌)
対格差のあるこの対戦はマウントからアームロックを極めた小幡が一本勝ち。中嶋はWゴールドならず。
マスター4茶帯ミドル決勝戦
坂東澄保 (パラエストラ北九州)
vs
坂本宗彦 (グレイシーバッハ)
JBJJF主催大会の名物カードは今大会でも実現。試合は「しっかり対策してきた」という坂東がレフェリー判定で勝利をモノにした。
マスター4茶帯オープンクラス決勝戦
坂本宗彦 (グレイシーバッハ)
vs
トーマス・コーンフィールド(ボルカーノ柔術&MMA)
階級別で敗れた坂本はオープンクラスではしっかりと優勝。トーマスをハーフガードで抑え込んで1アドバンでの勝利だった。
女子マスター1紫帯フェザー決勝戦
吉成悠(パラエストラ小岩)
vs
山崎あゆみ(ストライプル)
ワンマッチ決勝戦のこの試合は攻守が目まぐるしく入れ替わる好勝負に。吉成が腕十字を極めかけるなどして競り勝っている。
10/16に墨田区総合体育館で開催される「GroundImpact 2022」。この大会も白帯や青帯が多数エントリーしており、盛り上がること必至だろう。
Photo and text 橋本欽也/Kinya Hashimoto