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【コラム】加古拓渡の常在戦場【第6話】

加古拓渡の常在戦場【第6話/全12話】

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技の繋ぎ

柔術ナビをご覧の皆様、こんばんは!
常在戦場、加古拓渡です。

ようやく春らしい暖かい日も増えてきて、練習しやすい気候になってきましたね。
先月の全日本マスター選手権の開催に続き、各地で大会も再開され、4月には全日本選手権も開催されます。
私も懲りずにエントリーしてしまったので、あと2週間ちょっと、しっかり練習していきたいと思います。

さて、今回は、少し概念的、抽象的な話になってしまいますが、「技の繋ぎ」のお話です。

柔術の攻防は無数のムーブとテクニックの連続であり、そのアクション・リアクションの結果と流れによって実際の動きが生まれます。
二人のアクション・リアクションの連続で生み出される攻防ですから、しばしば何手にも渡る複雑なトランジッションとなります。
よく、上手な人は「◯手先まで読んで動く」みたいなことを言われることがありますし、私もそのような言い方を使うことがあります。
実際に相手のリアクションに対し先を読んだような技を仕掛け、それを何手も繰り返し相手を蟻地獄に追い込むような技のトランジッションを行うこともあります。
しかし、果たして最初から5手も6手も先を正確に読んで詰将棋のように考えて動いているかというと、それは微妙なところです。
実際には、

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