柔術ナビをご覧の皆様、こんにちは!
ようやく自宅隔離から釈放された加古拓渡です。生きてます。
12月9日〜16日まで、世界選手権出場のため、アメリカ・カリフォルニア州に行っておりました。
今回から数回に分けて、常在戦場コラム番外編としてアメリカ渡航・滞在記をお送りさせていただきます。
VLOG(風の何か)動画も作成しましたので、そちらと合わせてご覧いただければと思います!
今回の渡航は例年と違い、コロナ禍の規制下とあって、いくつかクリアすべき課題がありました。
自分だけではどう動くか分からない部分もあったので、事前に某旅行代理店に行っていろいろ尋ねるなどして、1つずつ潰していきました。
しくじると最悪行けないor帰ってこれない可能性もあるので、事前準備には気を使いました。
まず前提として、日本に帰国してから10日〜14日間の自宅待機が義務付けられており(渡航直前に3日ホテル隔離+入国から14日目までの自宅待機義務に変更)、その間は公共交通機関の利用が出来ません。
つまり、復路で東京〜名古屋間の飛行機はもちろん、鉄道も利用出来ません。
これによって、名古屋から東京(羽田or成田)の空港までは車で行き、空港の駐車場に車を停めっぱなしにして、帰りも帰国後東京から名古屋まで車で帰ってくるというプランがマストでした。
航空券を探して、成田〜LAX直通便のJALで取りました。(例年は、往復とも中部〜成田〜LAの乗り継ぎ便です)
次に、アメリカ入国、日本帰国に必要なのは以下。
・ワクチン接種証明書
・行き、日本出国72時間以内(直前に1日以内に変更)の陰性証明書
・帰り、アメリカ出国72時間以内の陰性証明書
・ESTA(例年通り)
ワクチン接種証は地方自治体の市区町村に所定の申請書を郵送、返送で取得するらしく、名古屋市役所に申請しました。
サイトには3日前後と記載があったので、2週間前に申請したのですが、1週間経っても返送されてこないので問い合わせたところ、「混雑につき2〜3週間かかる場合もあります」とのこと…。(いや、それじゃ間に合わんやん…)
なんとか急いでもらって、直接市役所に取りに行き、無事にワクチン接種証取得。
行きの陰性証は、出発前日に名古屋で検査受ける(2万円)予定でしたが、直前の規定変更により、出発当日に成田空港内で受けることに。(3万円。名古屋で予約した2万円は返金されなかったので、結果5万円かかりました…)
出発当日早めに行くことにより、こちらも無事に取得。
帰りの陰性証は、アメリカで検査を受けて取得する必要があるので調べたところ、厚生労働省が指定するフォーマットに対応してくれる病院のリストから、「Nippon Medical Clinic」というLAにある病院を見つけ、英語と日本語の両方でメールを送ったところ、日本語OKだったので、何度かやり取りして予約取りました。
念の為中1日予備日を設けて、日曜日まで大会、月曜日に検査、水曜日の帰国フライトというスケジュールを組みました。(万が一、偽陽性などが出てしまった時のため)
こちらの病院は実際に行っていると、日本人の先生で、事前のメールのやり取りから検査当日もとても親切に対応してくださり、陰性証も即日(というか30分ぐらい)で出していただけたので、もしLA近郊に行かれる方いらっしゃればチェックしてみると良いと思います。
そんなこんなで、事前に調べたり準備すること(と出費)が例年よりも多く、気を使いましたが、1つずつクリアしていき、無事に渡航することが出来ました。
行動スケジュールは以下のような感じです。
12/8(水)名古屋→東京に車で移動
12/9(木)成田空港でPCR検査、陰性証取得後、出発(成田→LAX)。 (時差の関係で、木曜日の夕方に出発すると、木曜日の昼にLAに着きます)
12/9(木)LA到着、アナハイム近郊のホテルに移動して宿泊。
12/10(金)試合前日
12/11(土)〜12/12(日)大会
12/13(月)アナハイム近郊→LAのホテルに移動、LAの病院でPCR検査、陰性証取得。
12/14(火)予備日
12/15(水)帰国フライト(LAX→成田)
12/16(木)日本帰国
12/30まで隔離+自宅待機
諸費用も参考までに…
名古屋〜成田の高速代:片道たぶん1万円ぐらい
成田空港での駐車場代:1万円ちょっと
同燃料代(軽油です):往復で約5700円
航空券代:往復で約20万円(!)
ワクチン接種証:無料
成田での検査と陰性証発行料:3万円 (無駄になった名古屋で受ける予定だった検査:2万円)
LAでの陰性証取得:180ドル 宿泊代:1泊8000〜9000円ぐらい
その他現地での移動費:数えてません (ちなみに世界選手権参加費はたしか120ドルぐらいです)
この時期に海外遠征はお金がかかる…!
出発〜到着の様子はVLOG(風の何か)にしたので、そちらをご覧ください!
大会の様子は、また次回。
Movie & text by 加古拓渡/Takuto Kako