
参加者の増加により、今年の 第20回全日本マスター柔術選手権 は異例の 3日間開催。
5月2日・3日の横浜武道館、そして6日のエスフォルタアリーナ八王子へと舞台を移しながら、連日マットは熱気に包まれた。
最終日の1〜3マットで行われた黒帯カテゴリーは、まさに“マスター世代の頂上決戦”。この3マットのレポートを今回はお送りする。
今の柔術界をリードしているのはアダルトだけではない。経験、技術、勝負勘を研ぎ澄ませてきた マスター世代こそが中心だと証明するような試合が続き、観客の視線は一瞬たりとも離れなかった。
3日間のフィナーレにふさわしい、重厚で見応えある黒帯戦が展開された。


マスター1黒帯ルースター級
〇渡邉直哉 (ポゴナ・クラブジム)
vs
×宮地一裕 (DRAGON’S DEN)
ダブルガードから膠着し、1つずつルーチが入る。次のダブルガードの攻防では宮地がトップを選択して、アドバンテージを得る。終始足を取り合う攻防から、残り4分を切ったところで、渡邉がベリンボロからスイープし2点を先制する。直後に宮地もスイープし返し同点に。残り1分半となったところで、渡邉が再度スイープし、逆転。しかし、残り1分を切って宮地が再度スイープし、同点とする。直後にさらにスイープした渡邉が再逆転、壮絶なスイープ合戦に終止符を打った。


マスター1黒帯ライトフェザー級
〇渡部修斗 (ストライプル)
vs
×加藤聡志 (トライフォース柔術アカデミー)
渡部のタックルを切って担ぎ上げた加藤がスイープをし続けるが、渡部もうまくエスケープし、アドバンテージ2つを得る。さらにハーフガードで組み付く渡部の足を払って、加藤がパスガードも成立させ、加点する。残り2分を切ったところから、渡部が猛攻を開始する。加藤の首を取ってプレッシャーをかけると、亀になった加藤の後ろに回る渡部。バックポイントを奪って逆転すると、そのままバックチョークを極めきり勝利した。


マスター1黒帯フェザー級
〇八巻祐 (X-TREME EBINA)
vs
×村瀬一晃 (エクストリーム柔術アカデミー)
引き込んだ八巻が、スイープで2点を先制すると、ボトムになった村瀬はディープハーフで組み付いて、スイープを狙う。村瀬がスイープできないまま残り1分となったところで、八巻が動く。パスガードを決めて加点、そのままサイドからアームバーの体勢へ。そおのまま極め切った八巻の勝利となった。


マスター1黒帯ライト級
〇樋口翔己 (パラエストラ吉祥寺)
vs
×峯岸零弥 (パラエストラ小岩)
立ちの探り合いから、峯岸が飛びついて腕十字を狙うような動きからオープンガードの状態で樋口と正対する。樋口は足を担いでパスガードを狙うが、決まらない。パスガードを狙い続ける樋口が峯岸をインバーテッド状態に煽ってバックにつき、4点を奪取する。樋口は絞めも狙うが、タイムアップを迎え、ポイント差で樋口の勝利となった。


マスター1黒帯ミドル級
〇卯都木豪 (CAVE)
vs
×後藤拓磨 (トライフォース柔術アカデミー)
ダブルガードから卯都木が足を伸ばしてクローズドガードの中に後藤を入れる。オープンガードやハーフガードでガードを移行させながら、攻め手を探る卯都木、長い手足を生かしてバックを狙う。バックのフックを作れず、スイープの2点とアドバンテージで、卯都木が先制する。なんとかエスケープした後藤もスイープし返して同点とする。最後まで激しい攻防が続いたが同点でタイムアップ。最後の攻防でさらにアドバンテージを得た卯都木、アドバンテージ差で勝利をおさめた。


マスター1黒帯オープンクラス
〇バルボーザゴドイマルロン (ボンサイ柔術)
vs
×樋口翔己 (パラエストラ吉祥寺)
引き込んだ樋口に対して、パスガードを狙うバルボーザ。徐々に間合いを詰めてパスガードを決めて、先制する。さらにバルボーザは落ち着いてマウントも奪い加点。極めを狙うバルボーザに対し、樋口は防戦一方、エスケープするたびにバルボーザが新しいポジションを奪い加点していく。最後は腕十字でフィニッシュを決めたバルボーザが勝利をおさめた。
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/ @jbjjf1997
Photo and Text by JIU-JITSU NAVI


