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【サンボ】『第50回全日本サンボ選手権大会』試合レポート ① | 2024年2月4日 墨田区総合体育館

 

2月4日、墨田区総合体育館にて『第50回全日本サンボ選手権大会』が行われました。
第50回の記念大会という事で、マスターの部と高校サンボトライアル大会も同時開催されました。
大会の様子をレポートします。



スポーツサンボの部
男子58kg級

4人トーナメント大本命は馬場元気(志誠会)。過去に何度もこの階級を制しているが、初戦の木村敦人(木村鍼灸整骨院)相手に苦戦も僅差で勝ち上がる。決勝は椿魁王(至学館大学)相手に立ち技も寝技も出来る馬場が本来の力を発揮し、アキレス腱固めで1本勝ちし優勝を決めた。これで8連覇の馬場はいくつまで連覇を伸ばすのか今後もますます期待したい。


男子64kg級
11人トーナメント決勝、お互い準決勝を一本で勝ち上がった岸武蔵(東海大学)と過去68kg3度優勝、今年40歳の大隅吉央(フリー)の年齢差ダブルスコアの対戦。お互いなかなか投げの得点が入らない展開も、最後は岸の投げが決まり3-1で岸が優勝。



男子71kg級
11人トーナメント、大本命の前年3位、東日本優勝の井口匠平(至学館大学)と同門の斎藤理央(至学館大学)の決勝。中盤まで探り合いでポイントの動きが無かったが、後半寝技の攻防で井口が腕ひしぎ十字固めで1本、一気に勝負がつき嬉しい初優勝。井口は初戦の巴投げからの腕ひしぎ十字固め、決勝の腕ひしぎ十字固めと極めの強さを評価され最優秀選手賞にも選ばれた。



男子79kg級
五味隆典の胴着着用の競技初参戦により注目度の高い階級となった。五味は初戦を腕ひしぎ十字固めで勝利し、2回戦で現役の柔道選手の北岡賢英(至学館大学)と対戦。ポイントを先制し期待を持たせる滑り出しとなったが、後半ペースを握られ逆転、5-3で惜しくも敗れた。

10人トーナメント決勝は前年度優勝者を破った橋本虎弥(早稲田大学)と前年度3位を破った伊藤栄都(東海大学)との対戦、投げ技による細かいポイントの取り合いで最後までもつれあう試合だったが、最後は伊藤の粘り勝ちで優勝した。



男子88kg級
8人トーナメント決勝、前年度79kg級準優勝の木村和真(至学館大学)と石橋亮治(南條会)の対戦。お互い攻め合うも序盤は得点が入らず、試合中盤に石橋の投げで肩から落ちた木村はそのまま立ち上がれず、負傷で棄権のため石橋の優勝が決まった。



男子98kg級
5人トーナメント、前々年度に優勝し最優秀選手に選ばれた岩田敬太(志誠会)と前年度準優勝の南條伯彬(南條会)の決勝、岩田が技をしかけ南條が防ぐという展開も、最後は岩田が巴投げ、そのまま腕ひしぎ十字固めで優勝を決めた。



男子+98kg級
全日本常連の佐々木太一(横浜市立秋葉中学校)と佐藤虎白(東海大付属札幌高校)のワンマッチ決勝。佐藤は投げによるポイントを重ね7-0、最後は関節技により一本勝ちし優勝。



最優秀選手
最優秀選手は井口匠平(至学館大学)と吉野美貴子(横浜消防レスリング部)が選ばれた。

 

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RESULTS&Podium

Photo and text by Shiho Yaginuma/八木沼志保

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