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【Special】[中編]今成正和はなぜ漫才師を殺さなかったのか

謎すぎるオファーを受け、所属するパラエストラ川崎へ報告。

師匠の北出先生や練習仲間と、

「多分寝技の苦手なストライカータイプのRIZIN選手と当てられるんだろうね。」

「あわよくば一本取っちゃおうかなー」

なんてRIZINファンに聞かれるわけに行かないことをくっちゃべっていた数日後。

柔術ナビ編集長からの電話

「上田くんの相手は今成さんに決まりそう」
「は?」
「大丈夫?」
「大丈夫なわけない!」

なぜプロですら恐れる足関十段、妖怪足極めと?

誰に何の得が!?

いや、俺に売名の得しかなかった。

「…お、お願いします。」

と謎のサムネは出来上がり、所属事務所の違う大先輩ガリットチュウ福島さんのバーターで大みそかに試合が決まった。

やる前から負けること考える馬鹿はいないが、今成正和に勝てると考える柔術青帯はいない。

早速、道場の先生に相談し、そこから怒涛の掟破りのイマナリロールを打ち込む毎日が始まった。

見せ場があるとすれば開始直後、触られて極められる前にイマナリロールを仕掛けられるかどうかのワンチャンスに掛けるしかない。

カード発表後「折られちまえ」と書いてきたネット民を倒すため来る日も来る日もクルクル回った。

残る問題は、どんなプロ選手も一瞬にして極めて壊してしまう今成選手だ。

そもそも芸人相手のエキシビションなんて90年代の深夜バラエティ番組『リングの魂!』以来見た記憶がない。

芸人、エキシビション、柔術、そんな言葉に全く似つかわしくない、あの壊し屋がやってくる。

最悪、年明けのライブは松葉杖を付きながらの漫才になるかもしれない。と相方に伝え、

「今成さんってエキシビションどういう感じでやると思いますか?」

と周りの格闘関係者に聞いても

「どうなんすかねえ?」

と煮え切らない返答をもらう日々が続いた。

12月27日 単独ライブ
12月28日 昼 RIZINものまねグランプリ出演(所英男選手)
夜 ラッパー ダースレイダー氏のライブに漫才で出演
12月29日 お笑いライブ納め

その合間を見つけては道場へ通い掟破りのイマナリロールでクルクル三昧。

プロ選手に見つかったら

「それがお前の本気か!」

と竹刀でボコられそうなスケジュールの中、

あまり寝付けないまま大みそかの朝はやってきた。


😃プロフィール😃
名前 エル上田|El Ueda
生年月日 1984年1月19日
出身地 神奈川県川崎市
所属道場 パラエストラ川崎
お笑いコンビ「エル・カブキ」のツッコミ・ネタ作り担当、立ち位置は向かって右。
X(旧Twitter)
note
エル・カブキ公式
YOUTUBE
相方のデロリアン林
X(旧Twitter)


今年も開催!「RIZIN柔術フェスティバル」の昨年の動画を公開!

RIZIN軍 vs. 芸人軍 全面対抗戦エキシビジョンマッチ

【中堅】今成正和 vs. エル上田(エル・カブキ)

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【先鋒】原虎徹 vs. アマレス太郎


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RIZINスペシャル柔術マッチ

藤野恵実vs.あきぴ


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RIZIN柔術フェスティバル2023

12/31(日)柔術フェス開催、4試合を実施!終了後にはSPトークショーも!株式会社MITSU presents 柔術フェスティバル

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