【Special】［完結編］今成正和はなぜ漫才師を殺さなかったのか

肩固めを極められて、後転して返す。

得意のムーヴが決まっただけで満足だった。

大量得点差で負けたが満足だった。

試合後、RIZIN公式Twitterが肩固めの瞬間を捉えていた。

僕が落ちかけたその瞬間、誰にも見えないように今成正和は肩固めを外していた。

外したあと不敵な笑みを浮かべながら僕に近づき会場は戦慄に包まれたようなどよめきが上がった。

エキシビションマッチは今成正和の手のひらの上だった。

今成選手は四谷三丁目に今成柔術という道場を年明けからリニューアルオープン。

そのクラウドファンディングのためにエキシビションマッチに出場した。

楽しく柔術が学べる道場を宣伝するために、実力差のありすぎる芸人を壊すワケがなかった。

試合後、今成さんからインスタ用に写真を求められ、ただのファンだった僕は一日中意味が分からなかった。

祭りは終わり、日常が戻った。

ライブ活動と道場通いをしているさなか、当然のように今成柔術にクラウドファンディングした。

ビジターで何回か練習に行ける権利を購入。

1月末、朝6:30〜8:40

のグラップリングクラスに参加した。

大みそか、判定まで持ち込んだ今成正和は5分で8本僕を極めた。

極める度、なぜか笑ってた。

始発で寝技練習に行くという人生初の体験。

10人以上の屈強な寝技師が集い、あらゆる人達に足関を極められ、そのあと皆仕事へ向かう。

寝技天国のような寝技地獄のような異世界。

それは今成道場の皆さんにとって願ってもない通常の世界。

それから何度か通わせてもらっているが、いつ行ってもずっと今成さんがいる。

プロレスファン上がりの僕の謎ムーヴを面白がり、「それ突き詰めてみてください。面白いし、やりにくいです。」

ほとんど誰にも寝技を教わったことのないという【妖怪 足極め】は今日も誰のことも否定せず四谷三丁目で笑って
る。

今成柔術公式
https://imanari-jiujitsu.com/

前編
中編
後編
完結編


😃プロフィール😃
名前　エル上田｜El Ueda
生年月日　1984年1月19日
出身地　神奈川県川崎市
所属道場　パラエストラ川崎
お笑いコンビ「エル・カブキ」のツッコミ・ネタ作り担当、立ち位置は向かって右。
X（旧Twitter）
note
エル・カブキ公式
YOUTUBE
相方のデロリアン林
X（旧Twitter）
エル・カブキ
2009年6月
時事ネタ漫才コンビ エル・カブキを結成
半年に一度60分漫才単独ライブを敢行中
コンビ結成と同時にブラジリアン柔術道場 パラエストラ川崎に入会
長年の幽霊会員歴を経て現在も所属
出演歴
ニッポン放送 エル・カブキこオールナイトニッポンR
TBSラジオ マイナビラフターナイト
TBSラジオ 山里亮太の不毛な議論
NTV 内村てらす
など

 

今年も開催！「RIZIN柔術フェスティバル」の昨年の動画を公開！

RIZIN軍 vs. 芸人軍 全面対抗戦エキシビジョンマッチ

【中堅】今成正和 vs. エル上田（エル・カブキ）

▶︎動画はこちら

【先鋒】原虎徹 vs. アマレス太郎


▶︎動画はこちら

RIZINスペシャル柔術マッチ

藤野恵実vs.あきぴ


▶︎動画はこちら

RIZIN柔術フェスティバル2023

12/31（日）柔術フェス開催、4試合を実施！終了後にはSPトークショーも！株式会社MITSU presents 柔術フェスティバル

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