11月6日(土)神奈川県横浜市・横浜武道館柔道場で開催された主催:IF-PROJECT・協力:日本ブラジリアン柔術連盟『GroundImpact 2021 EAST』。
この日、アダルト、マスターで4試合のワンマッチがおこなわれた黒帯の試合を紹介する。
まずは、アダルト黒帯ルースター級、芝本幸司(トライフォース柔術アカデミー)vs高橋弘毅 (ブレイブハート)のワンマッチ決勝。
”全日本10連覇”という大きなタイトルのかかった8月8日JBJJF全日本を落とした芝本幸司の戦いに注目が集まる中、国内の中規模大会であるGroundImpact 2021 EASTに出場するとなり注目を集めた。
【インタビュー】試合という本番にどう準備して、どう戦うのかは未だに模索中で、全日本で感じたことを修正して試すことを早くしたい気持ちがあります。|芝本幸司 はこちら。
再起戦を9月18日の西日本選手権に絞っていたが、不運なことに台風の接近により大会が延期となった。その後10月16日に開催されたSJJJF全日本に再び照準を絞った芝本は、チアゴ・ウエノ(IGLOO)と対戦し見事勝利した。
【SJJJF】全日本2021レポート:芝本幸司、新黒帯・チアゴ・ウエノとの接戦を制すはこちら。
ファーストコンタクトに両者引き込み。トップを選んだ芝本にアドバンテージが入る。
襟とズボンを持ってパスガードを狙う芝本。対する高橋は、オープンガードでパスさせまいと防ぎつつクロスカラーグリップでループチョークのプレッシャーをかける。
3分が経過した時に均衡が崩れ芝本がパスガードに成功する。
ニーオンベリー、マウントとポイントを重ね、最後はマウントから三角絞めの体勢に入り3:59でフィニッシュした。
アダルト黒帯ルースター級
芝本幸司(トライフォース)vs高橋弘毅 (ブレイブハート)試合動画はこちら。
続いてアダルト黒帯ライトフェザー級の山田秀之(トライフォース柔術アカデミー)vs井手智朗(エクストリーム柔術アカデミー)
井手は、台風で延期となり芝本幸司が欠場した10月3日JBJJF西日本で宇原浩一(NR柔術)と対戦し接戦を制して見事優勝。また10月2日ASJJFアジアオープンのNO-GIアダルト黒帯ライトフェザー級で優勝を果たしている。
【JBJJF】「第8回西日本柔術選手権」レポートはこちら。
対する山田は、10月16日SJJJF全日本で米倉大貴(IGLOO)に大敗し、再起戦なる。
勢いに乗っているニューカマー井手と大敗し再起にかけるベテラン山田の1戦となった。
フォースとコンタクトでボトムを選んだ山田。井手はトップからパスガードを狙う。
山田は、スパイダー、ラッソー、オープン、デラヒーバとガードを巧みに変化させ、デラヒーバガードからスイープを2度成功させる。
井手もスクランブルからニーバーを狙いつつスイープに成功する。その後山田がダメ押しのスイープで得点を追加し、ポイント9−2で勝利した。
アダルト黒帯ライトフェザー級
山田秀之(トライフォース柔術アカデミー)vs井手智朗(エクストリーム柔術アカデミー)試合動画がこちら。
Photo by 八木沼志保/Shiho Yaginuma
Text by 新明佑介/Yusuke Shinmyo