長谷川亮の絵と格闘技と私【第9話／全12話】
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“幸福の黄色い天幕”＝沖縄ブエノチキン
『幸福の黄色いハンカチ』、みなさんご存じでしょうか。山田洋次監督、主演・高倉健、日本ロードムービーの名作です。
北海道を舞台にした『黄色いハンカチ』ですが、南の沖縄には『幸福の黄色い天幕』というべき名店が存在します。それが1982年からチキン一筋40年、美味しさと健康、そして愛を届けてきた「ブエノチキン」です。
そんなブエノさんと出会ったのはいつのことだったでしょう。時期はハッキリしないのですが、すぐ近くにある「真樹ジムオキナワ」さんへ取材に出向いた際、あまりにもキャッチーなお店のテントを目にしたのが最初だったと思います。
黄色地に赤字で「ブエノチキン」、絵の師匠である花くまゆうさく先生も「信号機の色（赤・青・黄）を入れるといい絵になる」と言われていましたから、配色は申し分なし。そのビジュアルショックが入り口となりましたが、いざ丸焼きチキンを買い求め、当時はイートインスペースがなかったので向かいのコンビニ駐車場で視線も気にせず平らげたところ、もう指まで舐める美味しさでした。
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