コロナ禍以降、4年ぶりに開催されたIBJJF主催のアジア選手権。
これまでは秋に東京武道館で開催されるのが定例だったが、今年は初夏の7/9-11の3日間、愛知県名古屋市の愛知県武道館での開催となった。
まさに待望の、というに相応しい満を持してのアジア大会は日本各地はもちろんのこと、近隣諸国からもエントリーが相次ぎ、早々にエントリー締め切りとなるほどの盛況ぶり。
そして特筆モノだったのは世界トップアカデミーの1つであるメンデス兄弟率いるAOJ=アート・オブ・ジウジツから選手が大挙参戦したことだろう。
現役の世界王者からかつての世界王者、新進気鋭のニューカマーなどがずらりと顔を揃えて大会に華を添えていた。
そんなIBJJFアジアのレポート、アダルト黒帯から紹介していく。
アダルト黒帯ルースター決勝戦
○芝本幸司(トライフォース)
vs
×井手智朗(X-TREME柔術アカデミー)
コロナ禍となって以来、海外大会参戦の機会がなかった芝本だが、このアジア優勝により来年のムンジアル出場権を獲得。試合は井手からスイープを決め2-0で勝利。
アダルト黒帯ライトフェザー決勝戦
○ホベルチ・オダ(CARPE DIEM)
vs
×タリソン・ソアレス(AOJ)
本命・対抗が順調に勝ち上がった両者が決勝戦を戦わずにクローズアウト。所属が違うのになぜ?と思うが、この2人はオーストラリアで共に研鑽の日々を送ったかつての練習仲間なのだ。
アダルト黒帯フェザー決勝戦
○チアゴ・マセド(ホドリゴピネイロJJ)
vs
×石黒翔也(CARPE DIEM)
これまで黒帯昇格以来国内無敗を誇っていた石黒がついに初黒星。ワールドクラスの選手であるチアゴにスイープを許し2-0で敗れアジア戴冠ならず。
アダルト黒帯ライト決勝戦
×毛利部慎祐(藤田柔術)
vs
○森戸新士(リバーサルジム川口REDIPS)
これまでも幾度となく対戦しお互い手の内を知る仲の2人の試合は森戸が絞めを極めて一本勝ちで優勝。この優勝で森戸は来年のムンジアル初出場を高らかに宣言した。
アダルト黒帯ミドル決勝戦
〇グラント・ボグダノフ(ALMA FIGHT GYM LIFE)
vs
×ユーホン・ゴー(アリアンシ)
今大会では極めが冴えわたっていたグラントはトーナメントの全試合を一本勝ちで優勝。決勝戦はユーホンからバックを奪うとRNCで一蹴。
アダルト黒帯ミディアムヘビー決勝戦
○タイナン・ダルプラ(AOJ)
vs
×ホドリゴ・ペレイラ(ボンサイ)
世界に名だたるAOJのエース格であるタイナンが待望の初来日。世界トップの実力をまざまざと見せつけて圧勝しての優勝。決勝戦は腕十字で瞬殺一本勝ちだった。
アダルト黒帯ヘビー決勝戦
○アヴゥルバリ・グセイノフ(ストレラチーム)
vs
×トーマス・ミッツ(CARPE DIEM)
現在は第一線から退いくるもこういった節目となるビッグトーナメントには必ず参戦しているトーマスは結婚&子供誕生と公私とも順調だが、この大会では決勝戦進出も腕十字で敗れ準優勝に終わる。
アダルト黒帯スーパーヘビー準決勝
○マルコス・ソウザ(ボンサイ)
vs
×チアゴ・ガラティナ(GFチーム)
MMAは引退も柔術ではまだまだ現役のマルキーニョスが久しぶりの試合参戦。決勝戦までは一本勝ちで勝ち上がり、この決勝戦は旧知の仲というチアゴとクローズアウトで優勝となった。※画像は準決勝
アダルト黒帯オープンクラス決勝戦
〇イゴール・シウバ(GFチーム)
vs
×ルーカス・ヒベイロ(アリアンシ)
ウルトラヘビー優勝のイゴールがオープンクラスも制してWゴールド達成。現在はUAEのアブダビ在住で現地の特殊部隊相手に柔術を指導するイゴールだが、まだ自身も試合で活躍中だ。
PHOTO LIBRARY
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MOVIE
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RESULTS
Day1 Podium
Day2 Podium
Day3 Podium
Photo and text by 橋本欽也/Kinya Hashimoto