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【JBJJF】『全日本ブラジリアン柔術選手権2022』茶帯レポート

日本ブラジリアン柔術連盟が主催する全日本選手権は日本の柔術黎明期にあった98年に第1回大会が初開催されてから毎年定期的に開催されている。

初開催当時は2年に1度の開催だったが、ほどなくして毎年開催となり、このコロナ禍であっても開催が途切れることなく大会は続けられ、今回で23回目を迎えている。

一昨年の2020年の大会は20回目という節目の大会だったが、コロナ禍であり、開催さえも危ぶまれていたが、無観客でなんとか開催できたが、参加者は少なく小規模な大会となってしまっていた。

昨年はかなり参加者も戻っていたが、まだ無観客開催は継続だったが、その無観客開催はついに今年の大会で有観客開催が解禁されたのは喜ばしいことだった。

こうやって年々、少しずつコロナ禍以前の全日本の姿に戻っていってることが体感できるのは選手でなくても嬉しく感じられるだろう。

今回レポートする茶帯カテゴリーでは前回大会同様に同じ帯色で出ている選手も多かった。

これは昨年の全日本が8月開催だったためで、今年は4月開催となり、1年を経過せずに大会が行われたためだ。

前回大会のメダリストたちが同じ帯色で2度目の全日本に挑み、どう戦ったかを詳報する。


ルースター級
高杉魁(ALMA FIGHT GYM HOMIES)
vs
岸田宙大(柔専館)
色帯時代から激戦を繰り広げていた高杉と岸田が茶帯になって初対戦。試合はスイープした高杉が2-0で勝利し、紫帯と茶帯で2連勝を果たす。


ライトフェザー級
山田大聖(高本道場)
vs
エリック・メネギン(IGLOO)
準決勝で昨年の準優勝者・橋本淳をレフェリー判定で下して決勝に勝ち上がった山田は、ここで昨年3位のエリックから5:34 トーホールドを極め、悲願だった全日本で初優勝を決めた。


フェザー級
ダニーロ・ハマザキ(CARPE DIEM)
vs
鈴木和宏(トライフォース)
2020年11月の全日本で紫帯フェザー決勝戦以来の対戦となったこの顔合わせはワンマッチ決勝戦。試合は終盤にパスガードを決めたダニーロが3-0で勝利しリベンジ達成。


ライト級
鹿志村仁之介(IGLOO)
vs
鈴木真(CARPE DIEM)
昨年はミドル級で優勝している鹿志村が今年はライト級で優勝し全日本2連覇。この決勝戦は2020年の同級王者の鈴木から2-2/1-0という接戦を競り勝った。


ミドル級
マイケ・オオウラ(IGLOO)
vs
天久真輝斗(Impacto Japan BJJ)
減量で苦しんだ昨年はライト級で優勝もオープンクラスを欠場したマイケ。今年は1階級を上げてミドルで参戦し危なげなく優勝も決勝戦は相手の反則でDQ勝利で不完全燃焼だったか。


ミディアムヘビー級
柳井夢翔(リバーサルジム新宿Me,We)
vs
藤田大(パラエストラ)
昨年は一人優勝だた柳井だが今年はトーナメント成立で2試合を勝ち抜いての優勝で2連覇。決勝戦は0-0/2-2からのレフェリー判定で勝利している。


ヘビー級
市川公貴(トライフォース)
vs
乘次秀彦(バッファロー柔術)
昨年度の同級王者・市川が大会連覇。乗次のハーフガードに苦戦する場面がありながらも2-2/1-0で勝利して昨年に続きヘビー級を制した。


オープンクラス
マイケ・オオウラ(IGLOO)
vs
柳井夢翔(リバーサルジム新宿Me,We)
オープンクラスにエントリーしていたものの、欠場を匂わせていたいたマイケだったが今年はしっかりと出場。決勝戦でミディアムヘビー優勝の柳井からスイープで2-0で勝利してWゴールド獲得。

Photo and text by 橋本欽也/Kinya Hashimoto

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