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【JBJJF】『全日本無差別級選手権』試合レポート

2023年の幕開けを飾る大会となったJBJJF主催の「第1回全日本無差別級柔術選手権」が1/22(日)、神奈川県横浜市関内の横浜武道館で初開催された。

この大会は過去に2度の開催リリースがありながらも、その2度とも緊急事態宣言などのコロナ禍の影響があり開催延期となってしまっていた不運に見舞われていた。

だがやっと今回は無事に開催され、大会関係者はホッと胸を撫で下ろしたことだろう。

今大会は文字通りに無差別級のトーナメントのみを行うもので、これも全日本の名が冠せられているのがポイント。

だがJBJJF主催大会の最高峰の全日本選手権が☆7に対し、今大会は☆5に設定され、やや大会ランクは低くなっている。

そして初開催大会あるあるだが、選手たちは様子見なのか、はたまた年明け1発目の大会だからか、エントリー数はそう多くなかった。

大会進行も無差別だけに一本決着が多くサクサク進んでいき、2面でも6時間程度で終了という、最近は長時間大会が当たり前になってる中、珍しいあっさりしたものとなっていた。

そんな全日本無差別選手権から男女のアダルトカテゴリーの決勝戦を紹介していく。



アダルト茶帯オープンクラス決勝戦
福島聖也(CARPE DIEM)
vs
クレイグ・ハッチソン(CARPE DIEM)
福島は芦屋、クレイグは自由が丘というCARPE DIEMの支部対決は引き込んだクレイグに対し、ハーフでパスガードのプレッシャーをかけ続けた福島が0-0/2-1で制した。


アダルト紫帯オープンクラス決勝戦
為房虎太郎(CARPE DIEM ASHIYA)
vs
カウアン・タニノ(福住柔術)
昨年のムンジアル以降は日本を主戦場にしているカウアン。今大会でも規格外の圧勝ぶりで全試合一本勝ちで優勝。大会後はヨーロピアン出場のためフランスへ飛び立った。


アダルト青帯オープンクラス決勝戦
渡辺理恩 (BJJ Studio Splicing)
vs
永尾澪 (CARPE DIEM SENDAI)
まだ10代の現役柔道部という渡辺が準決勝&決勝戦ともCARPE DIEM SENDAIの選手から一本勝ちしてトーナメント制覇。青帯は若い選手たちの活躍が目立っていた。


女子アダルト黒帯オープンクラス決勝戦
○フェルナンダ・クリスト(EVOX VJJ)
vs
×内山裕規(CARPE DIEM)
2021&2022の2年連続のムンジアルのメダリストであるフェルナンダが2021年の全日本以来という国内試合に出場。過去2連勝している内山に7:38 絞めを極めて一本勝ちで優勝。


女子アダルト茶帯オープンクラス決勝戦
○倉持梨奈(パラエストラ千葉)
vs
×浦辺里香(トライフォース赤坂)
女子は男子に比べ、どのカテゴリーもエントリー少な目で、茶帯と黒帯はワンマッチ決勝戦で、この茶帯決勝戦は柔道経験者の倉持がスイープを決めて2-0で勝利した。


女子アダルト青帯オープンクラス決勝戦
×澤井佑夏(CARPE DIEM ASHIYA)
vs
○奥富夕夏(リバーサルジム新宿Me,We)
澤井が得意とするハーフガードを奥富トップポジションで抑え込むも、互いにポイントもアドバンテージも取れない試合展開。結果は0-0/0-0からレフリー判定で奥富が優勝となった。


チームポイントは地元チームのX-TREME EBINAが優勝で、2位はDRAGON'S DEN。3位にリバーサルジム新宿Me,Weが入賞している。X-TREME EBINAはマスターカテゴリーでの優勝・入賞が多数だった。

PHOTO LIBRARY

公式結果/RESULT

Photo and text by 橋本欽也/Kinya Hashimoto

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