9/30-10/2の3日間に渡り神奈川県関内の横浜武道館で開催されたJBJJF主催の「ヒカルド・デラヒーバ杯2022」。
技の名前にもなっているレジェンド柔術家、ヒカルド・デラヒーバの名前を冠した今大会は3日間で1100人を超える参加者を集めた。
本来ならはこの日程はIBJJFアジアの開催を見込んでいたが、このコロナ禍での渡航制限があり開催断念となり、その代わりに今大会が開催されたという経緯がある。
デラヒーバカップでは初日にノーギが行われたが、初日の9/30は平日の金曜日とはいえ、エキスパートからアドバンス、ビギナーに至るまで満遍なくエントリーがあった。
これは過去最大規模で開催されたADCCの盛り上がりや、それに起因する近年のグラップリング熱の高まりもあったと思われる。
そんなデラヒーバカップの初日に行われたノーギ部門から大会レポートを綴っていきたい。
アダルトエキスパートルースター決勝戦
堀田祐介 (ALMA FIGHT GYM HOMIES)
vs
ベト・カブレラ (グランドスラム横浜)
3人巴戦のこの階級の決勝戦は堀田がカブレラを2-0で下して優勝を果たす。
アダルトエキスパートライトフェザー決勝戦
時任飛鳥 (CARPE DIEM)
vs
山北渓人 (リバーサルジム新宿Me,We)
大会初日のベストマッチはこの試合。ポジショニングの時任と極め狙いの山北の激戦は10-2で時任が制した。
アダルトエキスパートフェザー決勝戦
吉竹哲也 (フリー)
vs
前田浩平 (GRABAKA)
ねわざワールドを離れてフリーとして参戦した吉竹が腕十字を極めて一本勝ちで優勝。
アダルトエキスパートライト決勝戦
世羅智茂 (CARPE DIEM)
vs
鈴木真 (CARPE DIEM)
1回戦を勝ち上がったCARPE DIEMの青山所属の二人が決勝戦をクローズアウト。勝敗はじゃんけんで勝った世羅が優勝となった。
女子アダルトエキスパートフェザー決勝戦
荒井みか (フリー)
vs
玉井侑未 (今成柔術)
ノーギ部門唯一の女子マッチのワンマッチ決勝戦は荒井がポジショニングで優位に試合を進め8-2で勝利した。
マスター2エキスパートミディアムヘビー決勝戦
濱岸正幸 (CARPE DIEM SETAGAYA)
vs
原島秀一郎 (PATO STUDIO)
動きの少なかったこのワンマッチ決勝戦は濱岸が2-2/2-1で手堅い勝利。
マスター3エキスパートフェザー決勝戦
杉本孝 (Now Or Never)
vs
森下悠助 (パラエストラ東京)
1回戦&決勝戦とも得意技である三角絞めを極めた杉本が盤石の優勝で金メダル獲得。
マスター4エキスパートフェザー決勝戦
石田浩 (頂柔術)
vs
中嶋康晴 (ギムナシオン札幌)
この試合で3日間に渡る大会の幕開け。ギありよりもノーギの印象が強い石田が4-0でワンマッチ決勝戦で勝利し優勝。
Photo and text by 橋本欽也/Kinya Hashimoto