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【コラム】加古拓渡の常在戦場【第9話】

加古拓渡の常在戦場【第9話/全12話】

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テクニックか?ムーブか?

柔術ナビをご覧の皆様、こんばんは!
常在戦場、加古拓渡です。

本格的な梅雨の時期とあって、雨の日多くジメジメ、気温も高いので1回の練習で汗でベタベタになる季節ですね。
雨は嫌いですが、ガッツリ汗をかくのは嫌いじゃないので、一度道場に入ってしまえば実はちょうど良い気温だったりします。個人的には。
冒頭はいつも気候の話…というか毎回同じこと言ってるような気がします。。
多分気のせい!

今月の頭にはムンジアル/WORLD=世界選手権があり、今年は新チャンピオンが何人も生まれました。
特に男子黒帯のライト級から下は全員が初戴冠、フェザー級とライト級では前チャンピオンが表彰台にも上がれないという超激戦。
ミドル級で2連覇のタイナンも含め、コロナ禍以降に黒帯に上がってきたニュージェネレーションの台頭が印象に残りました。
そんな中、この2年間ほどでの、勝ち上がる選手たちの使う技術の傾向がまた少し変化してきたように感じました。
ベリンボロ系や50/50等の所謂モダン系のテクニックは標準装備、全選手が対処も含めて高いレベルで持ち合わせているので、よほど突出していない限り、寧ろあまり試合では見られなくなりました。
勝ち上がる選手の多くが、トップでの強いプレッシャーとベース、そこからのパスガード、ボトムなら脚を掴んで立ち上がるようなシンプルなスイープを多用し、非常に抽象的な表現ですが乱暴に一言で言ってしまうと、「シンプルな強さ」がトップ所では差を決めるように感じました。
もちろん、複雑なガードからのアタック等も含めた高い技術力があるのは当然、その上で、ということです。

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