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【Special】ヒクソン・グレイシー自伝|JBJJF全日本マスターの会場で販売決定②

来週末の2月25−27日東京都足立区綾瀬・東京武道館で開催される『JBJJF第16回全日本マスター柔術選手権』『第8回東京柔術オープントーナメント』の会場で本日2月23日に発売が開始となった「ヒクソン・グレイシー自伝」の物販がおこなわれます。

【Special】ヒクソン・グレイシー自伝|JBJJF全日本マスターの会場で販売決定① の記事はこちら

ヒクソン・グレイシーは、柔術家として世界で最も知名度のある選手です。
ブラジルの柔術家の間でもヒクソンの名前を名前を言えば「彼は最も素晴らしいファイターだ」と誰もが口を揃えて言うほどでした。
『400勝無敗』。このキャッチーなワードは、当時のマスコミが誇張して報道したものではあるが、ブラジルでの柔術界隈の証言などによるとリアルなものなのかも知れないと思わせる。
その強さと知名度を世界中に知らしめたのは、日本での格闘技の試合が中継されたからではないでしょうか。
今回は、ヒクソン・グレイシーの日本での戦いの軌跡を辿ってみたいと思います。


【初来日】1994年7月29日「VALE TUDO JAPAN OPEN 1994」

1回戦 8分2R ブラジルの旗 ヒクソン・グレイシー vs. 日本の旗 西良典 × 1R 2:58 スリーパーホールド
準決勝 8分2R ○ ブラジルの旗 ヒクソン・グレイシー vs. アメリカ合衆国の旗 ダビッド・レビキ × 1R 2:40KO(マウントパンチ)
決勝 8分無制限 ブラジルの旗 ヒクソン・グレイシー vs. アメリカ合衆国の旗 バド・スミス × 1R 0:39 TKO(ギブアップ:マウントパンチ)

独特のファイティングポーズからの前蹴り→テイクダウン→パウンド→リアネイキッドチョークの必勝パターンが初お目見えされた。
ヒクソンがトーナメント優勝。
Instagramの画像はダビット・レビキ戦。

 

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1995年4月20日「VALE TUDO JAPAN OPEN 1995」

1回戦 8分無制限R ○ ブラジルの旗 ヒクソン・グレイシー vs. 日本の旗 山本宜久 × 3R 3:49 スリーパーホールド
準決勝 8分無制限R ○ ブラジルの旗 ヒクソン・グレイシー vs. 日本の旗 木村浩一郎 × 1R 2:07 スリーパーホールド
決勝 8分無制限R ○ ブラジルの旗 ヒクソン・グレイシー vs. 日本の旗 中井祐樹 × 1R 6:22 スリーパーホールド

JBJJF会長の中井祐樹先生がヒクソンと試合をした伝説の大会ですね。
大会当日の夜にスポーツTODAYで速報が流れ中井先生が出演していたのをドキドキしながら見ました。
Instagramの写真は決勝のヒクソンvs中井戦のフィニッシュのものです。

 

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1999年10月11日「PRIDE.1」

PRIDEルール  5分12R ブラジルの旗 ヒクソン・グレイシー vs. 日本の旗 高田延彦 × 1R 4:47 腕ひしぎ十字固め

大会を現地で観戦しました。
当時最強と言われていたプロレスラーの高田延彦の敗北で日本中のプロレスファンが意気消沈しました。
昨年アップされたヒクソン高田戦の裏側の動画です。


1998年10月11日「PRIDE.4」

PRIDE特別ルール 10分無制限R ブラジルの旗ヒクソン・グレイシー vs. 日本の旗高田延彦 ×  1R 9:30 腕ひしぎ十字固め

1年越しのリベンジ戦でもヒクソンが高田延彦を返り討ちにしました。
Instagramの写真はフィニッシュ前のマウントポジションのものです。

 

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2000年5月26日「コロシアム2000」

コロシアム特別ルール  15分無制限R ブラジルの旗ヒクソン・グレイシー vs 日本の旗船木誠勝 × 1R 11:46 チョークスリーパー

ヒクソン高田から2年当時パンクラスのエースだった船木誠勝が満を辞して打倒ヒクソンに立ち上がりますが、やはり返り討ちにされてしまいます。
船木はこの試合でMMAを引退しました。
Instagramの写真は当日の週刊プロレス増刊号の表紙です。

2000年の船木戦以来ヒクソンは正式に引退することなく試合から遠ざかっています。
そんな日本でセンセーショナルを起こしたヒクソン・グレイシーの自伝を全日本マスターの会場で特別価格2,500円で発売されます。
是非、選手・セコンドで来場される皆さんは当日手に取ってみては如何でしょうか。


グレイシー柔術の王者が一族の源流をたどり、また自身の波瀾に満ちた人生を明かす

ヒクソン・グレイシー自伝

ヒクソン・グレイシー、ピーター・マグワイア 棚橋志行=訳 四六判・上製・320 頁+口絵 8 頁/定価:2530 円(本体 2300 円+税)


いかに生まれ落ち、
   なぜ戦い続けたのか。
     何に苦悩しまた信じ、
        誰のために生きるのか。

アルティメット大会に震え、
VTJ と PRIDE に熱狂し、
あの日 “ヒクソン” を畏怖した
すべての人に贈る金字塔的一冊

NY タイムズ、ウォールストリートジャーナル、USA トゥデイでベストセラーとなった話題書

13 歳で学校をドロップアウトし、ストリート団に身を投じた著者は、亡き兄に変わり一族最強を継ぐと、ブラジルのバー リトゥード界で名を成しました。達人に師事してヨガの呼吸法を得て全能のファイターになると、中井祐樹、髙田延彦、 船木誠勝ら幾多の日本人との戦いのなかで世界的な名声をほしいままにします。しかし、ファン待望の桜庭和志戦 を前にして、早世した長男の死から立ち直れず戦いの舞台から降りました。父エリオや兄ホリオンとの確執や別居が 続いた妻との離婚など、決して順風ばかりではなかった彼の人生を、「グレイシー一族」「柔術」「バーリトゥード」「アメ リカ」「日本」など、さまざまな切り口から振り返り、説き明かした決定版ともいうべきメモワールです。

ヒクソン・グレイシーという文言を見るだけで今も私は高揚し、 心臓の鼓動が胸のなかから聞こえはじめる。
20 世紀末のあの時代、世界中のあらゆる格闘技界を見わたしても ヒクソンに勝てる者は一人とていなかった。 永遠に格闘技史に名前が刻まれる究極のファイターである。
増田俊也(巻末解説より)


最後に1995年にヒクソン・グレイシーと激闘を繰り広げた中井祐樹さんの推薦文を掲載します。

頂と底。善と悪。生と死。
彼の波瀾万丈の人生は、「柔術」そのものの物語を見るかのようだ。

数奇な出征と比類なき栄光、そしてドン底からの再生‥‥‥。
神格化された男だけど、実に人間らしさに溢れている。
会えてよかった。彼との闘いは私にとって最大のものだ。
いまは感謝しかない、ありがとう、ヒクソン。
──中井祐樹(日本ブラジリアン柔術連盟会長、パラエストラ代表)

 

 

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Text by 新明佑介/Yusuke Shinmyo

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