広島国際柔術選手権2024は2024年3月30日（土）に広島県立総合体育館にて開催された。
2019年以来の広島での開催となった本大会は、天候にも恵まれ、120名を超える出場者が熱戦を繰り広げた。
地方大会ではあるものの、青帯白帯のエントリーが7割を超えており、近年の柔術人気を裏付ける盛況状況となった。
アダルト紫帯ライトフェザー級
〇田中寛二 (グレイシーバッハ)
vs
×岡本竜太郎 (藤田柔術)
スクランブル状態から立ち上がり岡本が先制したが、田中も同じような状態で取り返す。ポイント、アドバンテージ、反則と全てで並んだ本戦は、レフェリー判定で田中の勝利となった。
アダルト紫帯スーパーヘビー級
〇井手大心 (GROUND CORE)
vs
×向野弘章 (DESTINY JIU-JITSU)
ディープハーフからターンオーバーを狙う向野と、それを防いでパスガードを狙う井手の激しい攻防は、パスガードとバックのアドバンテージを得た井手が薄氷の勝利を手にした。終了間際に向野もパスガードのアドバンテージを得たが、わずかに及ばなかった。
マスター3紫帯フェザー級
〇藤井康寛 (マスタージャパン山口宇部)
vs
×村田浩一 (ラグナロク柔術)
ボトムから攻めの形を作りたい村田とパスガードを狙う藤井の膠着した試合はお互いルーチが2回入り、無得点のまま終了。最後にトップで攻めていた藤井がレフェリー判定で勝利した。
マスター3紫帯ライト級
〇榎戸禅 (CARPE DIEM)
vs
×田口了士 (マスタージャパン山口宇部)
2点ずつを取って迎えた残り50秒、榎戸がバックを取り、そのまま絞めをセットする。田口はうつ伏せ状態で逃げるが、榎戸は攻め手を緩めず、送り襟絞めを極めきって勝利した。
マスター3紫帯ミディアムヘビー級
〇小林幹也 (IGLOO)
vs
×河野仲由 (藤田柔術)
残り1分となるまで無得点のまま進んだこの試合、残り1分過ぎから小林がパスガード、ニーオンベリー、マウントで立て続けにポイントを奪い、膠着戦に勝利した。
マスター4紫帯ルースター級
〇谷川陽一郎 (セコンドアウト)
vs
×福山勝彦 (ラグナロク柔術)
残り3分で谷川がスイープで2点を先制する。そのまま膠着した試合展開となった。残り20秒で巴投げのような形で谷川が再度スイープを決めて2点を追加し、ポイント4-0で谷川が勝利した。
マスター4紫帯ライトフェザー級
〇河村将洋 (マスタージャパン山口宇部)
vs
×讃井一馬 (藤田柔術)
序盤で讃井のクローズドガードに河村が入る。河村はパスしようと動き続けるがポイントを奪えず、讃井も攻めあぐねる結果となった。最後にパスガードを仕掛けた河村にレフェリー判定で軍配が上がった。
女子アダルト青帯ルースター級
〇玉城展子 (theパラエストラ沖縄)
vs
×野坂正子 (トライフォース柔術アカデミー)
序盤、玉城がクローズドガードに野坂を捕らえると、その形のまま6分が経過。途中、バックを狙った玉城がアドバンテージを得て、そのポイントが勝敗を分ける結果となった。
女子アダルト紫帯フェザー級
〇神田麻梨乃 (藤田柔術)
vs
×藤村淳子 (TK Training Center)
試合開始わずか5秒で神田が2点を先制すると、パスガードなどを通して点数を追加していく。最後はクローズドガードから神田が腕十字を極め勝利した。
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Photo and text by JBJJF
