井賀孝の写真の話【第12話/全12話】
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「視点」
先日アメリカのラスベガスで開催されたワールドマスター2022を撮影しに行ってきた。
参加人数延8,000人、9月1日から3日までの期間中に訪れる観客は一日30,000人という、IBJJF(世界ブラジリアン柔術連盟)が主催する世界最大級の大会だ。マット数は36面。広大な会場内では同時にいくつもの試合が行われている。とてもではないが全ては撮りきれない。つくづく「視点」ということを感じた。カメラマンには何をどう撮りたいかという視点が必要だ。それは自分にとっての撮る対象という意味での中・長期的なものでもあるし、今日一日どう撮影するかという短期的なものでもある。
今回の取材はどこかのメディアから明確に撮影依頼をされた訳ではない。ただしJIU-JITSU NAVIトップページのスライダー画像3枚や、このコラム『井賀孝の写真の話』を担当していることで、なにかしら写真を使用する機会はあるだろうということ、なにより、久しぶりに世界の“JIU-JITSU”に触れてみたかった。いま現在JIU-JITSUはどこまで広がっているのだろうと、この目で確かめてみたかったのだ。
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